この記事では、筆者自身が更年期の抜け毛/薄毛に悩む中で参考にしてきた文献、各種サイトをもとに、個人の見解として内容をまとめております。
医師や専門家によるアドバイスではありませんので、その点をご理解のうえ参考にしていただければ幸いです。

最近、抜け毛がひどい気がする…

明らかに分け目が目立ってきた…
こんなお悩みありませんか?
50代の筆者はまさに今、日に日に薄くなっていく髪(産後の抜け毛とは明らかに違うレベル)に毎日悶々としております。
どうやったらまた毛が生えてくるの….(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
と焦る前に、まずはこれ以上の抜け毛を防ぐため、
- 更年期の抜け毛の原因
- 今日からできる対策
について調べてみましたので、できるだけわかりやすくご紹介していきたいと思います。
読んでくださるあなたのヒントになれば嬉しいです。
なぜ抜け毛がひどくなるのか?50代女性に多い3つの原因

50代に抜け毛が増える一番大きな理由は「加齢による変化」
なのですが、加齢に加えて
- 睡眠不足やストレスなどの生活習慣
- シャンプーやドライヤーなどの誤ったヘアケア
- 食事の偏りや栄養の不足
など、こうした「ちょっとした積み重ね」が加齢と重なり、ある日突然「ごっそり抜け毛」になってあらわれるケースも多いんです。
言い換えると、ここからのケア次第でまだまだできることはたくさんあるということ。

これから先、加齢とうまく付き合っていけるかどうかが、5年後、10年後の髪にしっかり差となってあらわれます
具体的な原因を知ってしっかりと対策をしていけばまだまだ大丈夫。
まずは抜け毛の具体的な原因として代表的な下記の3つを詳しくみていきましょう。
女性ホルモンの減少
女性の体は更年期に入ると加齢によって「エストロゲン」という女性ホルモンがグッと減ってしまいます。

このエストロゲンはとても優秀で――
…と、私たちのほぼ全身メンテナンスをしてくれている存在。
それが減ってくると…
今まで何ともなかったことが、なんとなくしんどく感じたり、今まで気にもしなかったところが急に気になりだしたり…。

「更年期症状」と言われるものですね。
もちろん、人によって出る症状もまちまちですが、
など、「本当に自分の体?」みたいなことが起きたりします。
髪や頭皮も例外ではなく「ん?…なんか最近違う..」という感じ始める人が増えはじめます。
(筆者はまさに今この状態(◞‸◟)…)

筆者は更年期症状は特にないのかな〜と思っていたのですが閉経と同時にごっそり髪の毛が抜けました….
エストロゲンの減少によって髪と頭皮へはどんな影響があるのか詳しくみていきましょう。
頭皮の血行不良と栄養不足


髪の毛は「毛母細胞」と呼ばれる細胞が分裂することで伸びていきます。
ところが、加齢によりエストロゲンが減少すると血流が徐々に低下。
それにより
毛母細胞に必要な酸素や栄養が頭皮のすみずみまで届きにくくなる
▼
成長期が短くなり髪が細くなったり抜けやすくなる
ということが起こってきます。
頭皮の乾燥やターンオーバーの乱れ
エストロゲンが減ることによって 頭皮の水分量や皮脂バランスも崩れます。

皮脂の分泌が減少するとうるおいを保つ機能が低下し頭皮が乾燥
▼
乾燥が進むと頭皮のバリア機能が弱くなり頭皮の生まれ変わりのサイクルが乱れがちに
▼
毛根の環境が悪化し抜け毛に
特に50代以降の女性に多くみられるのが「びまん性脱毛症」というもの。
これは頭部全体の髪が均等に薄くなるタイプの脱毛症で
- 分け目が目立つ
- 髪のボリュームがなくなる
といった変化が少しずつ進行していくのが特徴です。

筆者は頭のてっぺんと左右のボリュームがなくなってしまい、おそらくこの症状ではないかと思っています
更年期の抜け毛の原因はエストロゲンの減少の他にどんなものがあるのか、さらにみていきますね。
ストレス・睡眠不足などの生活習慣の乱れ

エストロゲンの減少に加え、日常生活の中の見過ごせない原因として
なども抜け毛に大きく関係しています。
何かショックなことがあった時、ストレスが続いた時、気がついたら後頭部に円形ハゲができたりしたことないでしょうか?
50代はほんとにいろんな責任がのしかかってくる時期。
など、気づかないうちに、心も体もずいぶんとがんばってることが多いと思います。
でもストレスや寝不足は自律神経を乱し血流を悪くして、ただでさえホルモンバランスが不安定な更年期の私たちにとっては抜け毛に拍車をかける大敵。

髪や頭皮にもよくないことばかりなんです..
更年期世代はこれまで家族優先で自分のことは後回しにしてきたという方きっと多いかと思います。
でもこれからは体だけでなく心のケアも大切に。
しっかり睡眠がとれるような環境と自分を労わる時間を少しでも取れるよう、あえて心がけていくようにしましょう。
誤ったヘアケア習慣

これまでは多少ケアが適当でもエストロゲンの力に助けられてなんとかなっていた髪の悩み。
でもそのサポート力がなくなってきたこの時期はこれまでのケアを見直すタイミングです。
これらは、
・毛穴の詰まりを引き起こし髪の成長を妨げる
・頭皮のうるおいが奪われて乾燥が進行しやすくなる
など、頭皮環境を乱し抜け毛の原因となります。
「今」の自分に合わせたアイテムやお手入れにシフトして、髪と頭皮にやさしい習慣を始めていきましょう^^

年齢に合ったケアに切り替えられるかどうかが、今後の髪の状態を左右する大事なポイントになります
次に抜け毛対策に今すぐ取り入れたいアイテムや取り入れたい生活習慣を見ていきますね。
抜け毛対策に今すぐ取り入れたいアイテム
50代の私たちにとってヘアケアはこれからの髪を育てる「土台づくり」
アイテムやお手入れもアップデートしていきましょう。
ここでは、取り入れやすい下記の4つのケアアイテムについてご紹介します。
ひとつづつ詳しくみていきますね。
シャンプー

50代の頭皮は、加齢とともに乾燥しやすくなりバリア機能も低下しがち。
シャンプーは
- アミノ酸系の洗浄成分を含むもの
- 保湿成分(ヒアルロン酸、セラミドなど)が配合されたもの
がおすすめです。


週に数回、頭皮用のクレンジング剤や炭酸シャンプーを取り入れるのも◎
炭酸シャンプーについてはこちらの記事でとてもわかりやすくまとめられていましたのでぜひチェックしてみてください。
育毛剤

抜け毛予防と頭皮のエイジングケアには育毛剤が頼れる存在です。
育毛剤は
・頭皮環境を整える
・抜け毛の予防
・髪の成長をサポート
など、「今ある髪を守る」ことを目的としたアイテム。

早い段階で毎日のケアにプラスすることで、これから先の薄毛や抜け毛対策にもつながります
育毛剤は「髪を生やす」ことを目的とした発毛剤とは違い、あくまでも頭皮環境を整え、髪の成長をサポートするもの。
使い続けることで少しずつ変化を実感できるものなので、焦らずコツコツとケアを続けていくことが大切です。

>>>こちらの記事ではマイナチュレ育毛剤について口コミをまとめています
育毛ブラシ・EMSスカルプ機器
普段のケアをワンランクアップさせたい方には、育毛ブラシやEMS(電気刺激)・赤色LEDなどのスカルプケア機器を取り入れてみるのもおすすめです☆
それぞれの特徴を簡単に説明すると、
育毛ブラシ | EMS(電気刺激) | 赤色LED |
頭皮の血行を促しシャンプーでは 落としきれない汚れをオフ | 電気の刺激で筋肉を動かし 頭皮の血行を促す | 赤い光(波長の長い光)を頭皮に当て 頭皮環境を整えたり毛母細胞の働きを サポート |
それぞれのメリット・デメリット、どんな人におすすめかみていきますね。
育毛ブラシが向いている人
育毛ブラシはこれまでのブラッシングの延長として手軽に育毛ケアを始めることができるのが◎
お手頃価格なものも多いので手軽に始められるのが大きなメリットです。

EMS・赤色LEDが向いている人

正式名:EMS(Electrical Muscle Stimulation)スカルプ機器
電気の刺激で筋肉をピクピクっと動かすことで頭皮の血行を促すアイテム
サロン通いとなるときっと億劫になる日もあったりしますよね。
EMS&赤色LEDならおうちにいながら本格的な頭皮ケアが可能。
いつでも自分のペースでできるので無理なくケアを習慣化できるのも魅力です。


迷ったときは…
- 「とにかく続けやすいケアから始めたい」なら育毛ブラシ
- 「少し投資しても本格的に頭皮ケアに取り組みしっかり効果を感じたい」ならEMS/LED機器
まずは無理なく始められる方を選んで、生活に自然に取り入れられるかを基準にするのがおすすめです。
またEMSと赤色LEDにとても興味があるけれど、自分に合っているかわからない…という場合はレンタルという選択もありますよ^^
家電・家具のサブスクサービスでアイテムは全て新品というラクリアーズさんです☆

EMSの頭皮ブラシもありました♪
お買い物の前に使用感を試せるのは便利ですよね。
詳細はこちらからチェックしてみてくださいね↓
ドライヤー
毎日使うドライヤーも、実は抜け毛予防に影響する大事なアイテム。
更年期以降の頭皮や髪は乾燥しやすくデリケートなので
- 風の強さ
- 熱のダメージ
に配慮されたドライヤーを選ぶことがポイントです。
それぞれみていきますね。
低温で速乾できるタイプ

更年期の髪や頭皮は乾燥しやすくなっているため、高温の風で長時間乾かすとダメージの原因に。
低温でもしっかり速く乾かせるタイプなら、髪への熱ダメージを最小限に抑えつつ、頭皮を健やかに保つことができます。

>>>こちらの記事ではナノケア EH-NA0J-Aの口コミレビューについてまとめています
マイナスイオンや遠赤外線機能が搭載されたタイプ

マイナスイオンや遠赤外線の効果で、乾かしながら髪内部の水分を保持しパサつきや乾燥を防ぎます。
頭皮のコンディションを整え、ハリ・コシのある髪を育てる環境づくりにも◎

頭皮ケアモードやスカルプモードが搭載されているもの

頭皮ケアモード・スカルプモードは共に頭皮に最適な風量と温度でやさしくケアしてくれるのが特徴。
血行促進やマッサージ効果が期待できるため、頭皮環境をサポートし抜け毛予防にもつながります。

ドライヤーは乾かすものではなく頭皮・髪をケアするアイテムと考えておくと良いですよね

更年期で髪が細くなった・抜け毛が増えたと感じる方は、ドライヤーを見直すだけでも髪や頭皮への負担をぐっと減らすことができます。
上記でご紹介したドライヤーには他にもさまざまなモードが搭載されていますので、気になるドライヤーはぜひ詳細をチェックしてみてくださいね^^
頭皮環境を整える!毎日のケアで変わる育毛習慣
頭皮にやさしいドライヤーもEMS機能も気になる。。
でもとてもとてもそんなものを買っている場合では…ということもあるかと思います。
でもがっかりしないでくださいね。
高価な機器がなくても毎日のちょっとした工夫で頭皮環境は大きく改善できるんです。
今日から気軽に始められる下記の頭皮ケアをチェックしてみましょう。
一つづつみていきますね。
頭皮マッサージで血行促進
頭皮マッサージは、特別な道具がなくても手軽にできる最も効果的なケアのひとつ。
指の腹を使って頭皮をやさしく刺激することで、頭皮の血行を促進し、髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮に行き届きやすくなります。
基本のマッサージ方法
上記の順番で、下から上に向かって血液を押し上げるイメージで指の腹で円を描くようにマッサージするのがポイントです。
毎日3〜5分で十分。

これならちょっとした隙間時間に続けられそうですね
特にお風呂上がりやローションの後に行うと頭皮が柔らかくなりやすく、リラックス効果も期待できます☆
力を入れすぎると逆効果になるため、心地よいと感じる程度の圧で頭皮を動かすようにマッサージしましょう
洗髪のタイミングと乾かし方
意外と見落としがちなのがシャンプーのタイミングと髪の乾かし方。
これらを見直すだけで頭皮環境は劇的に改善されるのだそう。
洗髪の適切なタイミング
最も理想的なのは1日1回の夜の洗髪です。
日中に蓄積した汚れや皮脂をしっかり落とし、清潔な状態で睡眠をとることで夜間の髪の成長をサポートできます。
逆に朝の洗髪は、頭皮の保護に必要な皮脂まで取り除いてしまう可能性があるため、特別な理由がない限り避けましょう
正しい乾かし方
自然乾燥は頭皮の冷えや雑菌の繁殖につながる可能性があるため、洗髪後は必ずドライヤーで乾かすようにしましょう。
温風と冷風を使い分けながら、ドライヤーを髪から15〜20cm離し頭皮から毛先に向かって乾かします。

最後に冷風で仕上げると、髪のキューティクルが整いツヤのある仕上がりになります♪
同じ場所に長時間風を当てないよう注意しましょう
保湿・クレンジングで頭皮を清潔に
年齢と共に皮脂量が減る頭皮は何もしないでいると乾燥がちに。
顔と同じように頭皮用の保湿ローションを取り入れることでうるおいを保ちやすくなります。

また、定期的な頭皮クレンジングもおすすめです。
筆者は頭皮クレンジングも兼ねて薄毛に良いと言われる「ひまし油」を使ったことがあるのですが、あまりにも固いオイルで使用を断念したことがあります。
こちらの記事ではひまし油について上手な使い方も含めて記事にされていたのでぜひチェックしてみてください。

ひまし油はまつげにも良いみたいです♪
ひまし油は紫外線で酸化しやすい性質があるので、使うときは日光を避けるなど、注意点や使い方をチェックしておきましょう

頭皮にやさしいブラッシング習慣を
ブラッシングは髪を整えるだけでなく頭皮を刺激し血行をサポートする役割もあります。

画像リンク先:楽天市場
薄毛・抜け毛対策にはクッション性のあるスカルプブラシや目の粗いブラシを使うのがポイント。
朝のスタイリング時だけでなく夜のケアタイムにも取り入れてブラッシングを習慣にするのが良いですね。

抜け毛がひどい50代女性の原因と対策を徹底調査まとめ
50代の抜け毛の原因と対策についてご紹介させていただきました。
急激にホルモンバランスが変わる50代以降に美髪を保っていくには20代や30代のころとは違ったアプローチが必要なんですよね。
もちろん対策はこれだけではなく、
- 入浴や運動で血行促進
- 食事の見直しやサプリの接種
など、他にも日常の中でできる工夫はたくさん。
まず抜け毛の原因を知りひとつのケアだけでなく体の内側と外側の両面からじっくりと整えていくことが大切です。
無理なく続けられる方法から、少しずつ生活に取り入れていきましょう。
50代からの頭皮ケアはこれからの髪を守る第一歩。

「もう年だから…」とあきらめるのは早すぎます
焦らず無理せず自分のペースでできることからコツコツ続けていきましょう^^
ご参考になれば幸いです。